なにこれ
ステマニと特殊コントローラを使ってPS1・2コントローラのコンバータが現代音ゲーでどれくらい実用的か評価します。
調べる方法とか、画像のどこを見たらいいかとかは下記を参照してください。
特殊なコントローラとStepManiaを用いたPS1・2コントローラのコンバータの評価(方法説明用の記事) - 痛いOTAKUのポエム
また、他のコンバータについて気になる場合はタグから飛んでください。
今回はPS1本体前面のコントローラ等の差込口とArduinoを利用した自作コンバータです。(作ったの他人だけど)
コンバータの概要
PS1本体前面のコントローラ等の差込口とArduinoを利用した他作コンバータ。
貰った時にはPPパックは付いてなくて裸の状態だったので私がPPパックに入れました。
「電子工作と言ったらビスケットの缶とか、PPパックのガワだろ?」っていう偏見によるものです。
なお、貰った時に今回とほぼ同じ手法で遅延評価を行いました。
その時の記事にArduinoのスケッチ等を記載しています。
もしも「遅延をもっと下げられるよ」ってスケッチを知っている方が居ればご連絡ください。
sha10n.hatenablog.com
1P側ではボタン1~14、2P側ではボタン15~28を使用しておりボタン0と軸は使用していません。
ちなみに、PS1のマルチタップを接続すると接続した側の全ボタンが押しっぱなし扱いになり、対応していません。
遅延、ポーリングレート評価
※Simply Love使用時の判定幅は以下の通りです。
水色FANTASTIC:±0.0110
白FANTASITC:±0.0215
EXCELLENT:±0.0430
GREAT:±0.1020
DECENT:±0.1350
ポーリングレートは1000HzのreviveUSBと同じように動作しています。
その点はJC-PS101Uシリーズなどよりはマシですが、遅延はだいたい23ミリ秒と同程度あるのは変わりません。
まあ、判定調整がちゃんと出来てキー音がない音楽ゲームなら、少なくとも「遅パフェのはずがグレになった」みたいな現象は起きないので、
DDRやStepManiaには使えるかもしれません。
チャタリング対策評価
前半3枚がStepManiaのチャタリング対策オフ、後半3枚はStepManiaのチャタリング対策オンでのリザルトです。
※ミス数について、通常サイズで書かれている数はそのレーンでの全ミス数を示し、左上に小さく書かれている数は「ボタンが押しっぱなし状態だったからミスになった」数を示します。
・対策なし
・対策あり
残念なことに「ステマニ本体でチャタリング対策設定を入れようが入れまいが、ボタン側でチャタリングしてたら縦連でミスることがある」という結果になってしまいました。
Arduinoのスケッチでは特にチャタリング対策をしていないため、ポーリングレートが高いならreviveUSBと同様のチャタリングが起こると思ったのですが、実際にはそうならず押しっぱなし状態扱いになりました。
PS1本体前面の差込口を使うとON。OFF状態の切り替え頻度は60fpsと似たものになってしまうのかもしれません。
知らんけど。
文章を使いまわすと、『もしもゴム接点とかではなくスイッチ式のコントローラを使うなら、コントローラ本体側でチャタリング対策をしないと大変なことになります。』
まとめ
- 遅延はだいたい22ミリ秒(1~2F)でポーリングレートは高い
- コントローラ本体でチャタリング対策してないと厳しい
- ぶっちゃけコレわざわざ自作するなら中古で買った方が気軽
もしも「それは作り方が悪いよ」みたいなのをご存知の方がいらっしゃったら、ご連絡ください。