前回の記事:
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きちんとやってました。
少なくともスコア的には上位200人に入ってるわけですし、大抵の他の人よりやってると言えるでしょう。
※いろいろ書き加えてる2021年1月3日午前1時時点ではパティーの親愛度49位でした。
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評価
凄く端的にこのゲームを評価すると、「ゲームのコンセプトは面白いが、コンセプト以外の調整が雑過ぎて楽しめないゲーム」でした。
書いてるうちに不満点がゴリゴリと見えてきて呪詛の塊になっているため、このゲームが好きな人は以降を読まないほうが良いですよ。
ちゃんと書きましたからね!
音楽ゲーム的な評価
公式は「リズムはじける×ミライな音ゲー」と書いているわけですから、音ゲーとして面白いかどうかを考えます。
私が音ゲーを評価するうえで気にする点は以下の通りです。
- システム(操作)は分かりやすいか
- 譜面の視認性はどうか(見せようという努力があるか)
- 操作が独特であるか
- 譜面が面白いか
- 上記の点で問題があったとして、オプションでカバー可能か
順番に書きます。
システムの分かりやすさ
まず、システムの分かりやすさですが、まあ普通の日本のゲームであればケチはつけません。
今だと「maimaiの旧100%のスコアは100.5%だぜ!」っていうのが分かりにくいですが、「まあ気にする人しか気にしないし、スコアが伸びる方だしいっかなー」という気がします。
なので特に減点はしないですけど、そもそも減点がないのが当然みたいな所があります。
タッチパネルなので直感的に操作もできますし、分かりづらい要素はそんなにないですね。
強いて言えばトレース(スライドするやつ)とホールドの判定基準がよく分からんくらいですが、上手くできてればいい判定が出るのでここに含めるには至らないです。
譜面の視認性
クロスビーツとシンクロニカがサービス終了して数年たった2021年末にリリースされたとは思いたくない視認性の悪さ。
先人から何か学ぶところはなかったのかと苦言を呈するしかない酷さ。
まず、そもそもの問題として人間の視野は横よりも縦の方が狭いのに、上下に振る譜面が割とよくある。
これによって上ないし下に目線が行っていると反対側のノーツを見つけるのは困難になっている。
次に、同じところを連続してタッチさせたい場合に、完全にぴったりと重なってノーツが配置されていることがある。
この場合、タイミングを表すリングの個数で何回叩くのかを判断することになるが、ただでさえ狭い上下の視野でいろんなところを見るのに必死なときに、急にそんなことを意識できない。
なので、大抵はミスが出てから気付くことになる。
これはjubeatからずっと続く「タッチするところ見る必要があるタイプの音ゲー」すべての宿命ではあるが、自らの手(腕)によって、次のノートが見えないということが割としょっちゅうある。
そして、この問題についてシンクロニカはなるべく見える位置にノーツを配置する、クロスビーツはガイドラインによってタッチポイントそのものが見えずともノーツがあることは理解させるという配慮が存在していた。
しかし、テトテコネクトにはそのような配慮が感じられず、なんかそこにありそうな気がしたから手を動かすくらいしかない。
例として酷い譜面を挙げると、ロストワンの号哭のSTANDARD譜面で、サビの前の「過不足ない 不自由ない 最近に生きていて」のあたりで左上、右上、左下、右下と振られる配置がある。
右上から左下。これが見えない。マジで見えない。何がヤバいって一番簡単なSTANDARD譜面でこれをやってるから、譜面作った人にはおそらく悪意はないっていうのが一番ヤバい。
操作の独自性
んなもんないです。シンクロニカをシンプルにしただけ。
一応、右手で触るべきか左手で触るべきかは教えてくれますが、オプションでノートの色を一緒にしてしまう変更もできるし、前回の記事のラストでブチ切れてましたけど声優にやらせてる半公式動画で左右を無視して取ってたりもするし、稼働後の公式の動画で気にしなくていいとか宣ってるのでカスです。
一応、もう一つの4Gamerから上がってる動画だと守っていますし、スラッシュのデザインが違うとかトレースの出方が違うとか決めポーズのシステムが違うとかが見えて面白いですね。
後ろが気になって躊躇していたゲーマーたちの参考用に、アラフォーテトコネおじさんが実際にお店で遊んでみた動画を配信!
— テトテコネクト公式@初音ミクコラボなう。 (@tetoteconnect) 2021年12月18日
今後の運営についても少しだけ触れているようで⋯⋯!?
キニナル情報を中途半端にお届けする微妙な動画をゆるっとお届けいたします!!#テトテコネクト#テトコネ
撮影@r1_y_nishi pic.twitter.com/dFdH4z50YX
譜面が面白いか
覚えゲーのない音ゲーを楽しみたいなら他のゲームやった方がいいです。(覚えゲーが好きな人にはオススメです)
視認性の問題からくる「見えないから押せなくてイラっとする」というのが一番大きい問題点。理不尽の極み。
タイトーは(グルコスのアドリブもそうだけど、)音ゲーで覚えゲーをさせるのが面白いと思っていらっしゃる???あんまり好む人は居ないぞ???DDRやってる人間が言うと説得力が薄いかもしれないけど。
それとも「初見でフルコン出されたら悔しいじゃないですか」とか思っていらっしゃる???
で、ここまでが視認性の問題。次は判定の問題で、何か知らんけど全体的に判定が音より早い。
それだけならまだしも、振り付けに合わせた結果、急に音合わせではなくリズム合わせになる箇所があり、音で操作すると壮大にミスるノーツが発生している。
極端な例を挙げると、『月に叢雲花に風』の全譜面において以下の動画の1分55秒前後の青の右上方向へのスラッシュが音よりもはるかに遅く、おそらくリズム合わせの振り付けによるものである。
急にソレは無理です。なんども早グレ叩きました。
ここまで極端なのはあんまりないにしても、全体的に振り付けに合わせたせいなのか曲よりちょっと早い・ちょっと遅い・ぴったりのノーツが同じ曲の中で存在している気がするんですよね。
これは理論値を出すことがめったにない音ゲーマーのたわごとかもしれないですけど。
まあ、これは先ほどの「操作の独自性」のところで触れてる公式の動画で「譜面のブラッシュアップ」とか言ってるので今後変わる可能性はあります。
「んなもんリリースする前にやっとけボケ」という気持ちが強いですが、直す気があるというだけでまだ救いを感じられます。
オプションでカバー可能か
視認性の問題は無理です。縦幅を狭くしたり広くしたりは出来ません。
判定の問題は無理です。調整できません。
(追記)4月5日のVer1.0.7にて判定調整機能が実装されました。
つまり、カバーできません。
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キャラゲー的な評価
まあそんな事言っても、音ゲーとしてダメでもキャラゲーとして評価できるなら許せるじゃないですか。
ここでキャラをカスタマイズが楽しめたり、キャラとのふれあいが豊富だったりしたら一発逆転も可能ですよ。音ゲーじゃなくてキャラゲーだと言い張れますからね。
親愛度とセリフ
1~10の親愛度によって、同じシーンでもセリフが変わるようです。
https://w.atwiki.jp/tetoteconnect/pages/29.html
ここは、まあ、大変良いと思います。
メニュー画面のキャラタッチ要素
セクハラ要素ふれあい要素もあり、体にタッチしたり頭にタッチしたりでセリフが変わるようです。
頭と手と体で違うことは何となく知っていたが、まさか下腹部が別判定になっているとは恐れ入った。上のセリフ集を見るまで知らんかったぞ……
設定する方もするほうだが、試す方も試す方だな……
カスタマイズ(コスチューム)要素
価格設定がカス!!!!!!
ログインボーナスで貰えるゲーム内通貨が120~1000コイン。
楽曲プレーをすると1曲でも貰えるのが180~500だけど、初見でフルコンできずに90万点以上とるなら250~400コインって所じゃないですかね。
いわゆる実績システムでは称号が貰えるだけで、何かを達成したからといってコインが貰えることはありませんでした。
つまり、1クレやると1000コインくらい獲得できて、そこにログインボーナスが乗っかる感じです。
そこに来て一番安いコスチュームである「顔へのペイント」または「耳のアクセサリ」の価格が29000コイン。
一番高い衣装だと483000コインを要する。デフォルトのカラーバリエーションでさえ、衣装は一律に483000コインだ。
ついでに言うと、期間限定アクセサリもあるけど、それらは同じカテゴリの他のアイテムと同じ値段設定だから、背中につける羽なんかだと386000コインを必要とする。
一応、初回プレーでメガネはくれるし、着せ替え自体は「試着」という形で出来るにしても、30クレくらいやってようやく楽曲プレー中に1つ変化を出せるものを「カスタマイズで楽しめる」とは言いたくない。
ところでロケテ時から値段が10倍以上に跳ね上がってるってマジ?
その他の要素
公式twitterが公式とは思えないゴミカスなんですけどどうしたらいいですかね!?!?!?!?
— テトテコネクト公式@初音ミクコラボなう。 (@tetoteconnect) 2021年12月24日
何が『あっ。()』なんだ!!言えや!!!!!!言えや!!!!
いちいちユーザーのクソほどどうでもいい反応をリツイートしてんじゃねーーーー!!!!!
速攻でお前のリツイートを非表示に設定したわ!!!!!!!!!!!!!!
リツイートを非表示にした矢先に引用ツイートでクソどうでもいい反応見せてくるんじゃねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
お前が公式アカウントじゃなかったら速攻ブロックしとるわーーーーーーーーー!!!!!!!!
公式アカウントは公式アカウントらしく粛々と告知だけしろーーーーーーーーーーーー!!!
ユーザーとスタッフの距離感が近いっていうのは必ずしもいいことじゃないですからね。公私混同って言葉知ってる?
マルチプレーも酷い件について
対戦モード
バトルは1VS1だと4曲遊べないし、称号も対戦回数くらいしかなくて普通のバーサスって感じで面白みがなかったので割愛。後述のリザルト・称号の問題を除けば。
称号があるだけPIU XXのオンラインマッチングよりマシだな!ヨシ!!
協力モード
maimaiのSYNCをシンクロニカのマルチプレーのシステムでやるような酷なシステム。
シンクロ率は筐体上で案内があるように同じ難易度でプレーしてGOOD以上を同じ判定で取得した時のみカウントされる。
つまり、maimaiのような「遅いGREAT」と「PERFECT」の組み合わせではシンクロ失敗となる。
これの何が問題なのか。
このゲームの判定が狂ってるって所に戻ってくるんだよ!!複数人が同時に狂ってる判定に合っていることをお祈りする作業になるんだよ!!!
出したけど。
これレベル1の譜面やぞ!!4、5クレかかったわ!!!
さて、上のリザルト画像を見ていただくと分かるように、判定の個数やMAX COMBOは表示されていません。
マルチモードのリザルト画面の問題点がこれで、4人同時プレーしたら左側に表示欄がなくなるからって、個人の詳細なリザルトを表示する個所が一切ない。
おかしい点はまだあり、上の画像のように満点を取得しているにもかかわらず、公式サイト上では満点を取っていないことになっている。
なぜかマルチプレーで出したスコアは公式サイト上で確認できないのだ(筐体上ではちゃんと満点になってる。何を参照してるの?)
この後、EXPERTでも満点取った(100%SYNCではない)んだけど、ALL PERFECT取った事になってない…。
— つっちょ (@tsuccho) 2021年12月30日
ゲーム機上でベストスコアが満点になってるけど、サイト見ても残ってない…。 pic.twitter.com/3S8Q4VYw8G
相方をやってもらったつっちょさんが教えてくれたことだが、何故かマルチプレーで出したスコアでは楽曲称号を取得することが出来ない。マジでなんで????
他にも2021年の12月に稼働したゲームなのに、タイトル画面下部の権利表記が2019年なのはなんでなのとか思うことはあるんですが、やればやるほど不満点が見つかっていくところがヤバいです。
これ本当に2019年に出す予定だったものが延期してこの出来なんですか?
エロゲー会社の「未完成だから販売延期」を「クオリティ向上のため」っていうのと何か違うところがあるのかなってくらい、調整不足を感じます。
公式twitterで譜面をブラッシュアップするとか書いてるところも含めて。
1月のアプデでマシになるといいですね。
『あっ。()』とか言われるような出来だけは勘弁してください。